近年は若い世代に性病の増加傾向がみられることが指摘されています。
オーラルセックスで喉゙へ(から)感染したり、無症状のために気づかないケースが多いようです。
現在の性病・性感染症の問題としては、無症候性感染者の増加と性器外感染(咽頭炎など)がみられるようになりましたが代表的な性病・性感染症であるクラミジア感染症、淋菌感染症などの病態の変化、性行為の多様化などが原因であると考えられます。
最近の性病・性感染症の動向、及び発生件数を見ると、性器クラミジア感染症が最も多く、次いで淋菌感染症、性器ヘルペス、尖圭コンジローム、膣トリコモナス症と続いており、特に、トリコモナス症、淋菌感染症は増加の傾向を示しているようです。
また性病・性感染症は若者の報告例が多く、大都市集中の傾向が認められるようです。
男性の性病・性感染症について
男性の性病・性感染症の場合、多くが以下のような自覚症状がでてきます。下記のような症状がないかチェックしてみましょう。
・尿道から分泌液(うみ)がでる
・陰毛部周辺や亀頭のかゆみやただれ
・排尿時の痛み
・睾丸(こうがん)部分の腫れ、痛み
・性器や肛門周辺に、痛みのないイボがある
・太もも付け根のリンパ節の腫れ
・性器周辺に痛みをともなう水泡もしくはそれがつぶれた潰瘍がある
女性の性病・性感染症について
女性の性病・性感染症の場合、多くが以下のような自覚症状がでてきます。下記のような症状がないかチェックしてみましょう。
・おりものの増加、下腹部の痛み
・あわ状の悪臭の強いおりもの
・ヨーグルト状のおりもの
・膿性の黄色や黄緑色のおりもの
・性器周辺の痛みやかゆみ
・排尿時の痛み
・性器周辺に痛みをともなう水泡もしくはそれがつぶれた潰瘍がある
・性器や肛門周辺に、痛みのないイボがある
上記のような症状があり、心配、疑わしい、思い当たるような性行為を自覚している方は、病院の受診をお勧めします。
検査してみようかな?と思っても、「忙しい」「恥ずかしい」「誰かに見られたら」「気まずい」などという理由から、医療機関から足が遠のいてしまいがちな方は、郵送で検査を行うことができる検査キットもあります。
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性病の予防、どうすれば性感染症にかからないですみますか?
最大の予防策はなんといっても『コンドーム』です。
コンドームで性感染症を100%回避することは無理ですが、かなりの予防効果は期待できます。
性病・性感染症を防ぐにはまず、コンドームを性行為のたびに毎回正しく使用することが大切です。
射精のときだけコンドームをつけるのはおすすめできません。
勃起から射精までコンドームをつけてセックスすることが大事です。
オーラルセックス(クンニリングス、フェラチオ)でも性病・性感染症は性器から口、口から性器へと感染します。
そのため、オーラルセックスのときにもコンドームをつける必要があるのです。
性病・性感染症の治療法について
クラミジアの治療法
マクロライド系のクラリス、ニューキノロン系のクラビット等の抗生物質を約1週間服用する。
薬剤耐性菌の出現により治癒率が低くなっているため、経過を診て マクロライド系抗生物質であるジスロマック(アジスロマイシン)や重症の場合はテトラサイクリン系抗生物質であるミノマイシン(ミノサイクリン塩酸塩)の点滴静脈注射を行う。
感染部位や症状に合った薬を内服すればすればほとんどの場合は治癒しますので少しでも異変を感じた場合は、早めに検査を受け対処することが大事です。
カンジダの治療法
女性の場合は、抗カンジダ剤(トリコマイシン・マイコスタチン・クロトリマゾール等)を膣内に挿入することで、約1週間程度で治癒します。痒みが強いときは軟膏(エムペシド・ピマフミン等)も併用すると効果があります。男性の場合は、患部に軟膏を塗布して治療します。数日で治癒します。
梅毒の治療法
抗生物質であるペニシリンを内服もしくは注射します。2週間程度のペニシリン治療により100%治癒すると言われています。
ヘルペス(性器ヘルペス)の治療法
抗ウイルス剤(バラシクロビル、アシクロビル、ビタラビン)を1週間程度服用します。水泡や潰瘍には軟膏による治療を行います。(重症の場合は注射により薬剤を投与します)。再発する場合は、その都度抗ウイルス剤を服用します。
ヘルペスはいかにウィルスの増殖を抑え、再発を防ぐかが対処法となります。
尖圭コンジローム(コンジローマ)の治療法
レーザーで蒸散、電気凝固・冷凍凝固後にレーザーで除去する方法などが有効です。外用剤のイミキモド(商品名:ベセルナクリーム5%)で治療することもあります。
淋病の治療法
ペニシリン系やセフェム系の抗生物質の注射や内服薬。
ペニシリン系が無効時はスペクチノマイシン(トロビシン)の筋肉注射。
トリコモナスの治療法
フラジール膣錠・フラジール内服薬で治療します。だいたい2週間もあれば完治します。男性の場合は内服薬のみの治療となります。



